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Posted bymarielvincenzi

愛のカタチ

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「彼を失うのが恐い」



という怖れの感情は常に私に

ベットリとはりついて離れない。



自称「サイキック」(ホントですか?)の彼は

その辺を敏感にキャッチして

ことあるごとに核心部分を突いてくる。



「なんで結婚したいって思うの?

僕が何処かに行っちゃうかもしれないのが

恐いから?」



「どうして自分の気持ちを

ありのままに言えないのかな?

それを言ったら僕を失ってしまうかもって

思ってるから?」



イタイ、イタイ、

そんなに突っつかれたら

死んじゃうよぉ~。



彼は恐ろしい男である。

孤独を恐れていないのである。



「ひとりぼっちだって僕全然平気なんだも~ん」



ていうどこか世間や人間関係に背を向けているような

寂しいヤツじゃなくて。



誰かと親密な関係を築いていくのは素晴らしいこと、

でもその関係がお互いを成長させるものでなくなり、

ただ一人になるのが恐いからという理由で

一緒にいるようになってしまったときには

未練を残さずさっさと立ち去ってしまえるのだ。



お互いのために。



もちろん感情的にはつらい、そして

しばらくは寂しい思いもするだろう。

けれど必ずそれを乗り越えていける、という

自分に対する信頼があるのだ。



相手を失うことを恐れていないから

そして自分自身への絶対的な信頼があるから

ありのままの自分でまっすぐに向かってくる。



私はそれから逃げられないし

目をそむけることも出来ない。

だって決めているから。

彼と関わっていくことを。



自分に対して常に誠実である

というのはなかなか難しい。

ときには相手がつらくなるようなことを

言わなくてはいけないときだってある。

でもそれで相手から嫌われてしまうのが

恐いから大抵は無難な線で折り合いをつけて

いたりする。



そうやって徐々に徐々に本当の自分が

どこかへ行ってしまう。



彼にはそれが許せない。



「だから僕と一緒にいたかったら

君も自分に正直でいてくれないと

この関係は続けられないよ。」



と彼は言う。







「僕は一生一人でいる運命なんだ。」



まだ彼と知り合って間もない頃

海辺のベンチに座って話していた彼の言葉を思い出す。



「僕のことを理解できるひとはいないんだ。」



彼にはそれまでの経験から

彼の望むような関係を一緒に築けるような相手は

そう滅多にいるもんじゃない、ということが

よくわかっていたのだろう。



「そんなことないよ。」



彼の思い込みを覆してみせる、という

無謀な使命感に燃えて私は言った。

この人はきっと他人と深く関わるのを

怖れているだけに違いない、なんて

とんでもない傲慢な勘違い女だったのである。



そんな思い込みは付き合い始めてすぐに

吹き飛ばされた。



どんなに些細なことであろうと

自分を偽ることを彼は決して許さない、

むしろ小さなことへどれだけ誠実に

向き合えるかどうかが重要なのだ。



だから喧嘩も本気でする。

適当に感情をぶちまけて終わり、

ということにはなってくれない。

ときには何日も続くこともある。

諦めたくないから。

関わっていくということを。





自分の醜悪な部分をさらけ出され

自分の弱さを目の当たりにし

そうやってときに激しい喧嘩をしては

へとへとになり

疲れきった頭の片隅で



「私達もうこれで終わりかも?」



とビクついている私の気持ちを知っているのか

いないのか



「いやぁ、良かったなぁ。

これでまたひとつ君の新しい面を

知ることができたもんね!」



と清々しい顔をして楽しそうに言う彼。



ホッとして脱力する私。



そうか、そりゃぁ良かった。

お役に立てて嬉しいです。



そして必ず



「ねぇねぇ、僕って意地悪?

僕のこともう嫌いになっちゃったでしょ?」



と可愛らしいフォローも忘れない。



自信タップリに見える彼だけど

彼もそうやってひとつずつ実践しながら

関係性を学んでいるところなんだな、と思う。





恋愛っていうのは相手を愛することだと

思ってた。

それならできる、だって彼のことが

こんなに愛しいし。



でもそれだけじゃなかった。



鏡になってくれる相手を通して

どこまでも自分自身を見つめていく

地道な作業の連続だ。

どんな自分が出てきても

すべてを愛してあげる。

偽らずに。



そうやって

まず自分自身と健全な関係を築く。



そんな二人が一緒にいられること、

それが私達が選んだ愛のカタチなんだね。






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