スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | スポンサー広告
-    -

 ご対面

外国人の彼氏、彼女をお持ちのみなさま、

彼氏、彼女を自分の両親に紹介するって

ちょっとしたイベント事じゃぁございませんか?









彼と付き合いだして一緒に住むようになってからも

私は両親にそのことを報告していなかった。



ところが1ヶ月ほど休暇でイタリアの彼の実家へ

行くことになり、いくら連絡不精な間柄でも

これは知らせておかねばなるまい、と思ったのだが

そうなれば彼のことも当然説明しなくちゃいけなくなる。



そこで、それまでの彼との経緯を説明し、

イタリアへ行く旨のメールを父宛に送ったところ



「日本人女性は外国人の男にだまされやすいから

 気をつけるように。」



とものすごく簡潔な返事が返ってきた。



親元から遠く離れた異国の地で異人さんと

付き合っている娘を心配してのことだとは

わかっているけど、笑っちゃったよ、父ちゃん。



笑っちゃってた私が、イタリアからの帰り、

アメリカに入国出来ず日本に送り返されて

ズタボロになって実家を訪れたのはその1ヵ月半後。



ビックリしただろうなぁ、

突然帰ってきちゃって。



実家に居候させてもらっている間、

彼は毎日決まった時間に電話をくれた。



私が毎日彼と話している様子を見ているうちに

両親も彼のことを身近に感じるようになったのか



「もうすぐ電話がくる時間だね。」



とか



「今日は遅れてるね。」



とか、自分たちの日常に彼という存在が

自然に浸透しつつあるようだった。



そういえば、彼の電話代を心配して

今じゃ遠恋の必須アイテムのスカイプを

教えてくれたのは父ちゃんだったっけ。



そして私の帰国から1ヶ月と経たない

2月の初め、彼は日本へやってきた。



彼と会える~、と一番嬉しいのは

他の誰でもない、この私のはず。



ところが両親のフィーバーぶりったらなかった。

彼が来る1週間前から毎日何かというと

彼の話ばかりしている。



「やっぱ、鎌倉に連れて行かなくちゃな。」



「みんなでの食事は何がいい?

 懐石か?何、クル寿司しか食べたことないだって?

 じゃぁ本物の寿司を食わせるか。」



黙ってテレビを観てたと思ったら



「蕎麦食うなら絶対赤坂の更科だぞ。」



もう頭の中、彼のことでいっぱい。



そして迎えたご対面の当日。



結局、お店は私達家族の昔からのお気に入り、

私の知人が経営する「美々卯」

うどんすきのコースをいただくことにした。



うちの父ちゃん酒飲み。

彼、イタリア人=酒のない人生なんて考えられない人。



結婚適齢期というものをとっくに過ぎ、

卵子の有効期限ももうすぐかと思われる親不孝娘が

やっと連れてきた青い眼の外国人と

嬉しそうに凍結酒を飲みまくる。



幸い、両親は二人とも英語が話せるので

私のつたない英語で通訳する必要も無く

勝手に会話も盛り上がる。



ていうか、母ちゃん、アカデミックな話が好きなものだから

普通なら娘の彼氏に



「あなたのご家族はどんな方たち?」



とか訊きそうなところを

なにやら小難しい「古代の言語について」みたいな

ことを質問し始めた。



英語も内容も、込み入っててさっぱりわからん、

どうする、お前さん?、と隣にいる彼を不安げにみる。

すると彼はこともなげにス~ラスラと答えているではないか。



目をキラキラさせながら彼の言葉に聞き入る母。



「ま、ま、飲んで、飲んで」



と酒をすすめる父。



酒も飲めず、アカデミックな話題にも入れず

盛り上がる3人をただ眺めている私。



そこへ彼からとどめの一発。



「僕にとって一番ラッキーだったことは

あなたたちのお嬢さんに出会えたことです。」



ホ~っ、ばっちりつかんだね、親の心。

さすが褒めまくりイタリア人の血をお持ちだ。

それに酒飲みの父ちゃんに最後までつきあえる

グラッパで鍛えられたその根性。



二人とも彼の虜になった。







想いあっている恋人同士の間でも、ときに

言葉や文化の違いが大きく立ちはだかることもある。



けれど、そんなことこれっぽっちも感じることなく

人と人としてあの日私達4人はつながることができた。



彼の相手のハートとコミュニケーションする能力と

私の両親の娘の幸せを願う気持ちと

たくさんの凍結酒と

溢れんばかりの愛のおかげで・・・



強制送還のドタバタがもたらしてくれた

思いがけない素敵なギフトだった。







父ちゃん、母ちゃん、

今頃イタリア語でも勉強してるかな?



にほんブログ村 恋愛ブログ 遠距離恋愛へ



スポンサーサイト
23:50 | 遠距離恋愛日記
comment(0)     trackback(0)
comments
comment posting














 

trackback URL
http://marielvincenzi.blog60.fc2.com/tb.php/80-ba0ccf1a
trackback
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。