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 思い出のサンクスギビングデイ



「もし、あのままキミと一緒にいられたら

 どうなってたかな。」







彼がめずらしく

センチメンタルなことを口にした。





「きっとボクは今みたいにハードスケジュールでは

 働いてなかっただろうな。



 ボク達が住んでたあの部屋にたぶん今も一緒にいて

 二人で料理や洗濯してただろうね。



 もちろんお互いそんなこと一人でも充分出来るけど

 それをあえて二人でやるんだよね。」







どうした?

そんな「仮定」の話をするなんて。



だって家賃や生活費を二人でシェアすると

うんと経済的でしょ、

だから二人の生活がいい、という

現実的な理由が付け加えられてはいたが

それにしても



「もし・・・だったら。」



というフレーズが出てくるのは

かなり稀なこと。



いま起こっていることに集中するのが精一杯で

「起こらなかったこと」をあれこれ考えてる

暇なんかなかったな。



ホント、この1年はあっという間だった。





「明日はサンクスギビングデイだよ。」



今日、彼がそう言ったとき

時間の流れの速さを実感した。



「去年のサンクスギビングはイリカイにある

 上海ビストロで食事して

 その後 RENT を観に行ったね。」



「あれって1年前なんだ?

 その1ヶ月後にはイタリアにいたんだよね

 それからもうそんなになるのかぁ。」



二人ともしばし無言。



私は2年前のサンクスギビングを思い出していた。







それは私にとって忘れられない日。



初めて彼と二人きりで会話を交わし

彼の部屋に招待された記念すべき日なのだ。



家を出る前に4回も着替えてやっと決まった

インド風のオレンジ色のロングスカートに

グリーンベースのプリントのブラウス、という

初めて試したコーディネートが

彼の好きな色の組み合わせだったらしく



「どうしてボクの好きな色を知ってるの?」



と彼にビックリされた日。



いつも帽子をかぶっている彼しか見たことなかったから

彼の髪が実はドレッドヘアーだった、

と初めて知った日。



彼の作品を見せてもらいながら

喋ったりワインを飲んだりしていたら

気づけば午前3時!

アパートまで送ってもらうために

初めて彼のフォルクスワーゲンに乗った日。





たくさんの幸せな「初めて」を

体験したサンクスギビングだった。







そんな思い出に浸っていると

彼が沈黙を破って叫んだ。



「今日中に買い物に行ってこなきゃ!

 明日はどの店もクローズだよ、

 このままじゃ

 ABCストアのサンドイッチで

 サンクスギビングを過ごすはめになっちゃう!」





・・・・・・・



素敵なサンクスギビングを。



 


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22:22 | 遠距離恋愛日記
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