愛のポートレイト ~続編~ marielvincenzi 2006-12-14 遠距離恋愛日記 0 Comments 2年前に彼に出会ってから私の内に芽生え、ときに厳しい嵐にさらされてはくじけそうになりながらも、ここまで大切に育んできた彼への想い、それがポートレイトを通してダイレクトに伝わったのだ、と思う。それは彼を愛している私の目を通して捉えた彼の表情だ。自分に見えている現実が唯一の現実だと思っているのは自分だけで、隣の人は全く違った、その人のバージョンの現実を見ているかもしれないのだ。人は物事を自分の見たいように見ているのだから。彼が言った。「小説、”11分間”の中で、画家の彼がカフェにいる 彼女を描きながら彼女の内なる光を見ていたのと 同じようにキミはきっとボクを見ていたんだね。」まさしくその通りだった。彼自身、自分の内にあるがゆえに見えていなかったであろうその光、それを私は「愛」を通して見つけ、絵に描いた。彼はその絵を見たとき、もちろんそれが自分であることはすぐにわかったが何度も絵と、鏡に映った自分の顔を見比べてしまった、と言っていた。「ボクがあの絵をどこに飾っていると思う? バスルームの鏡の横なんだ。 鏡に映った自分の顔を見て、 ウッ、て思ったときに隣の絵を見て あ~、これがボクなんだ、て安心するんだ。」そう、人はときに自分の内にある光をただそれが見えないから、というだけで否定しまうことがある。自分はそんな価値のある人間じゃない、と。そんなとき誰かが、自分には見えないその光を見つけ出し、見せてくれたとしたら少しは勇気づけられるのではないだろうか。どうすれば光が家の中に入るのか?窓が開いていればいい。どうすれば光は人の中に入るのか?愛の扉が開いていればいいのだ。 ~「11分間」~ポートレイトがきっかけで彼の愛の扉が少し開き始めたのかもしれない。 スポンサーサイト