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Posted bymarielvincenzi

イタリア男、照れる

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白い小さな箱の中にちんまりと収まっているソレは

も、も、もしかして、指輪?



あぁ、なんてタイミング。

結婚手続きの書類の件でさんざん喧嘩した

翌日に届くなんて。







法務局、外務省、伊大使館、と数々の面倒なプロセスを経て

やっと私の書類がすべて整った。

それらを彼に郵送する際には



「今から速達で送るから。

 3~5日で届くはずだからよろしく。」



と電話で知らせておいた。

それなのに彼が実際の手続きを始めたのは

書類が手元に届いてから4日後のこと。



「書類が届いたのはいつって言ってたっけ?

 4日前?」



と私が少しばかり棘のある言い方をしてしまったことから

喧嘩になった。



なにせこの結婚話が決まってからというもの

とにかく手続きに関することについては

最優先で動いている私である。

伊大使館へ提出する書類の翻訳を誰に依頼するか、

なんてことまで去年の年末に見当つけているくらいの

念の入れようだから

この4日間の「空白」がとても怠惰なことに

感じられてしまったのだ。



「私はこんなに頑張ってやってるのに」



という気持ちがそのまま表現される代わりに

形を変えて、嫌味な棘のある言葉になってしまった

というわけ。



大抵の喧嘩は口にされた言葉ではなく

相手に伝えるべき自分の本当の思いを言わないことが

原因になっていることのほうが多いのかもしれない。

無意識に本当の気持ちをカムフラージュして

自分の正当性を相手にぶつけるから喧嘩になっちゃう。

彼はその辺のカムフラージュをすぐに見破ってしまうので

私は幸いなことに自分の本当の気持ちに

触れることが出来るわけだけれど。



とにかく、そんな喧嘩をした翌日

その包みは届いた。



白い小さな箱にはあらゆるところに

彼の手で模様が施されている。

ふたを開けてみるとその内側にまで。



そして箱の中には小さな指輪が

ポツンと収まっていた。



金でもプラチナでも輝くダイヤつきでもない

本当にシンプルな指輪。

でもこれは確かに彼からの婚約指輪なのだ。





一昨年の年末、ふたりでヴェネツィアを旅行したとき

帰り際にしょぼい土産物屋で買ってもらった

ムラノグラス製の指輪を、



「えっ、何でそこなの?

 ボクたちまだ結婚してないでしょ。」



と言われつつ無理矢理左の薬指にはめて

その気になっていた。

それがある日、何かの拍子に欠けてしまい

もうはめられなくなっていたのだけれど

今年1月の来日の際にそれを知った彼は

ハワイへ戻ってからすぐにこの新しい指輪を

買いに行ってくれていたらしい。



さすが、憎いねぇ、

女の悦ばせ方をよく心得ていらっしゃる。



「サイズはどう?

 ボクの小指で試したんだけど。

 それでキミの薬指くらいになるんじゃないかと思って。」



「うん、ピッタリだよ。

 私は世界一ラッキーでハッピーな女だね、

 ありがとう。」



「もう、そんなこと言わなくってもいいってば。」



アレ?

なんだ、照れてるの?

こんなロマンチックなことやっておいて

照れるなんて、ねぇ。



あぁ、ウレシイ。




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