スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | スポンサー広告
-    -

 秘儀伝授?

ズ、ズズズルルル~~ッッッ・・・



まるで蕎麦屋かラーメン屋にいるような音が

そこらじゅうから響いてくるが

ここはランチ時のイタリアンレストラン。



石釜で焼けた熱々ピッツァや大盛りのパスタが

次々とテーブルに運ばれていく。



隣の席のお兄さん、カルボナーラだね。

さぁ、美味しそうに湯気の立ったパスタを

フォークにからめ、いや、すくっただけで

おもむろにその長いパスタを口元へと押し込む。

と、当然すべてを口に収めるためには

すするように吸い込むことになるので

あの ズ、ズズズルルル~になるわけだ。



日本のレストランではパスタ料理といえば

当然のようにスプーンも用意するところが多いけれど

ここは本場イタリア的とでもいうのでしょうか、

フォークしか用意されていないのである。

日頃フォークとスプーンで食べることに

慣れている日本人にとっては

フォーク1本でパスタと勝負するのは

なかなかに難しいことなんである。







以前からそんな風に思っていた私は

彼とのイタリア旅行の前に

これはいい機会、とパスタをフォークだけで

美しく頂く練習をすることにした。



初めて会う彼の両親との食事の席で

ズルズル~、はちょっとね。



彼によるとイタリアではパスタを盛るお皿には

ちゃんと決まり(?)があるとのこと。

なんでもいいってわけではないらしいのだ。

重要なのはお皿の縁のカーブ具合。

適度な角度で斜めに盛り上がっているのが

正しいパスタ皿だそうで。



で、まずはフォークで適量のパスタをすくい上げ

それをおもむろにお皿の縁へと移動させる。

(間違ってもその場でクルクルしてはいけない。

 すくったパスタと皿に残ったパスタが

 絡まりあってしまって手に負えなくなる)

そしてその縁を利用してフォークを回転させ

すべてのパスタを巻き上げたところで

口元へ運びひとくちでパクリとやる。



なるほど、これならズルズルしないで済む。



ささ、早速練習、と思ったが我が家には

正しいパスタ皿がなかった・・・・

そこで、普段外食では絶対にパスタは食べない

私達であったが(家で簡単に美味しく作れて

安上がりなのにわざわざ外で食べるのは

もったいない、との理由らしい)

今回ばかりは例外、ワイキキの中心にある

現地在住の日本人に人気のレストラン

「プチガーリック」でペペロンチーノをオーダーする。



このシンプルなパスタ、これが一番手強い。

余計な具が無い上に、オリーブオイルがたっぷり

かかっていてツルツルすべっちゃうのだ。

まさにパスタとの1本勝負。



まずは彼が師匠としてのお手本を披露する。

すくって、縁へ移動、そしてクルクル、フィニッシュ。

さすがにその一連の動きは無駄が無く美しい。



そして私の番。

すくって~・・・ツルッ、あれ?

この最初の「すくい」がなかなか難しい。

何度かトライしてやっと成功。

それをそ~っとお皿の縁まで移動させる。

クルクルやって全部巻いたところで

口に運ぼうと思ったらいきなりフォークから

すべり落ちた~っ!



「もう一度!

 初めからやり直し!」



「ハイ!」



こうして厳しい特訓は続き、なんとか

パスタ巻取りの術をマスターしたのであった。







と、こんな思い出話をしていたら



「あぁ、早く一緒にパスタを料理したいなぁ、

 もう待ちきれないよ~。」



と彼がつぶやいた。



お鍋もフライパンもオリーブオイルも

そしてお皿も揃ってるよ。

後はあなたが来るだけでしょ。




にほんブログ村 恋愛ブログへ



スポンサーサイト
22:37 | 彼はイタリア人
comment(0)     trackback(0)
comments
comment posting














 

trackback URL
http://marielvincenzi.blog60.fc2.com/tb.php/17-17f98137
trackback
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。