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 I miss you...

涙がとまらない・・・。



彼が初めて口にした

 



「I miss you.」。





それを聞いた瞬間、涙が溢れてきた。

彼の想いが痛いほどに伝わってきて切なかった。

その直後に彼のパソコンがバッテリー切れで

通話が途切れてしまったけど

それで良かった、

だってもう何も言葉に出来そうになかったから。









私達は愛の言葉を交わしたことがない。



なんで?

彼はイタリア人なんでしょ?

甘い愛の言葉なんて当たり前なんじゃないの?



そんなことない、全然ない。

彼は愛の言葉に関してとてもセンシティブなのだ。



恋人同士が「アイラブユー」と言い合うのは当たり前、

だからもし相手が一日でも言い忘れようものなら

「彼(彼女)はもう自分のことを愛していないのかも」

なんて妄想に取り付かれて不安になる。

相手からの言葉を愛の証拠と勘違いして

それを永遠に留めておこうと必死になる。

そうやって言葉に縛られ依存するようになる。



彼はそれを懸念しているのだ。



だから私は一度も彼から

「アイラブユー」だとか

「アイミスユー」だとか言われたことはない。



その代わりに、彼の声のトーンや

些細な仕草や、ちょっとした言葉から

彼の想いをかんじとって

それを信頼するという方法を覚えた。



愛していれば全ての言葉や全ての行動は

愛の表現なのだから

(それが常に自分の期待している通りの

表現であるとは限らないけれど)

どんな状況からでも相手の想いをかんじることが出来る。

これは考えてみたらとても効率的な方法かもしれない。



相手からの言葉を待ったり、

相手が言葉を返してくれることを

期待してアイラブユーと言ったりするような

無駄なエネルギー消費をしないで済む、

省エネで地球に優しい愛の育み方ではないでしょうか。



言葉に表されない部分の微細な感情を受け止める、

そしてそれを受け止めた自分の感覚を信頼する。

そういう質をお互いの関係性の中で培っていく。

表面的な言葉にすがらない

それは同時に相手にすがらない

ということ。



そんなわけで私達の間では

愛の言葉を交わさない

というのは

いつの間にか暗黙の了解事項になっていた。







遠距離恋愛も6ヶ月が過ぎようとしていた

そんなある日、

携帯に彼からめずらしく長いメールが

送られてきた。





「君の夢をみた。

その夢の中で君は僕から去っていく。

君は悲しそうだけれど

黒人の男と手をつないでいて

僕のほうを二度と振り返らずに行ってしまうんだ。」





以上?

なんだこれ?

だから何だ?




一瞬呆然としてしまった私は

そのとき一緒にいた友人と、その友人のヒーラーの

二人に「こんなんが来たよ~、何これ~」と

自分のモヤモヤをぶつける。

すると

「あぁ、これは彼の不安が夢の中に形になって

出てきたのね。」

とひとこと。



わかりやすい。



そこで私は気持ちを落ち着け

「チャオ、ベッロ。

いつもあなたのことを考えてるし

大切に想ってる。」

と返す。



「君が悲しそうだったのはそのせいなの?」



???



つながりが理解出来ない、

ていうか彼が何を訊いているのかがわからない。

そこでもう一度気合いを入れ直し



「私は友人たちと一緒に週末を楽しんでいるところだけど

いつもあなたのことは想っているし

あなたの存在をかんじているから。」



と、彼の不安をなだめようと返事を送る。



すると彼の返事は

「わからない。」



何だって~?

わからない~?

わからないのはこっちなんだよぉぉぉ。



そんな一部始終を冷静にみていたヒーラーの彼女が

「あなたの返答が彼の気持ちを

察しすぎちゃってるのね。

もっとはっきり言っちゃえば?」



はっきり?



そのとき私の頭の中にある言葉が浮かんだ。

彼と離れてからの半年間、何度も何度も言いたくて、

でも言えなかった言葉。





「I've been missing you.」



ええぇ~いっ

勢い良く送信ボタンを押す。



その後彼から返事はこなかった。

向こうはもう夜中だ、

きっと納得して眠りについたに違いない。



そしてその二日後の朝、彼から連絡があった。

久し振りに聞く愛しい声。

お互いの近況報告的な会話を30分程する。

もうバッテリーがなくなりそう、と彼が言うので

じゃぁ、またね、といつも通り会話を終えようとしたが

彼の声から今までにかんじたことがないような

何か切ないものをかんじた私は

先日のメールの件を持ち出してみた。



「あのね、

この前私が送った最後のメール、

なんて書いてあったかおぼえてる?」



「もちろんおぼえてるさぁ。

でも君はそれを言ったことないじゃん。

ときには口に出して

言ったほうがいいこともあると

僕は思うけどなぁ。」



なんだとぉ~?

そうくるか。

ずるいぞ、オヤジ。

(なぜ突然オヤジになるのか?)



でも今は意地張ってる場合じゃない。



「OK.

いい?じゃあ言うからね。」



「急いでお願い、

バッテリーが切れちゃう前にさ。」





「私は今ここでの自分の生活や友人たちと

過ごす時間を楽しんでるし

幸せだと思ってる。

でもね、アイミスユーなんだぁ。」



言った~

とうとう言ってしまった、禁断の言葉。







すると彼が間髪入れずに



「I miss you too,」





と、とても切なそうな声で

でもはっきりと、そして

自分もこれを言うときを待っていたんだ

というような調子で

言ったのだ。



そのとき彼と私の間に

新しいパイプがつながった気がした。

離れている間に苦しみながら学んできた

信頼する、ということ、

そのプロセスがあったからこその

この瞬間なんだ、というかんじ。





「でもさ、言わなくてもわかってるよね?」



えぇ、わかってますとも。

でもあなたがいったんじゃあないですか、

ときには口に出して言ったほうがいいって。







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01:05 | 遠距離恋愛日記
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