FC2ブログ

スポンサーサイト

marielvincenzi

marielvincenzi

-
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Posted bymarielvincenzi

キーワードは「マンマ」

marielvincenzi

marielvincenzi



「あぁ、私は本当にこの人と結婚するのだなぁ。」



と、彼との結婚を現実のこととして実感したのは

全く以外な、それでいて平凡な瞬間だった。



それは婚約指輪をはめたときでもなければ

私の両親に婚約報告をしたときでも

結婚手続きの書類を準備しているときでさえなかった。







先日の母の日に、彼と電話で話していたときのこと。

日本からイタリアの彼のマンマ宛に送っていた

母の日カードが無事に届いたことや、

それを読んだマンマが感動のあまり

思わず泣いてしまったらしい、

という嬉しい報告を聞いて

そういえば彼も私の母に母の日メールを送ると

言っていたのを思い出したので

気になって尋ねてみると



「あ!!!そうだったよね、すっかり忘れてた!

 今からすぐにメールを送るよ。」



と、慌ててキーボードを叩き始めたのであった。

・・・・・・あ、そう、忘れちゃったのね。



しばらくしてキーボードを打つ手を休めて彼が言った。



「ボクにはマンマが二人いるんだよね、

 その状況にまだ慣れてなくってさぁ。

 キミはいつもボクの家族のことも

 考えてくれていて本当にありがとう。

 今回のこと、忘れちゃっててゴメンね。」







マンマが二人いる_。



自分のマンマとパートナーのマンマ、合わせて二人。

考えてみれば当たり前のことなんだけれど

私にとって彼のマンマはあくまでも「彼の」マンマであり

それが結婚によって「義理の」母になる、

そんな風にしか思っていなかった。



ところが彼が口にした



「ボクにはマンマがふたりいる」



という表現には、なんというか

もっと親密さがこもっていて

形式的な家族以上のものがあった。



家族の結びつきが強く絆を大切にするイタリア人である彼が

私の母のことをごく自然に「マンマ」と呼んだ。

それは、なぜかくすぐったいような感覚で

でも心にズシンと響いてきたのであった。



そしてその瞬間、

私は彼と結婚するのだ、

というリアル感がどっと押し寄せ

その感じに心地よく身を任せるようにして

改めて静かに幸せをかみしめた。



遥か昔の若かりし頃、

「結婚なんてたかが紙切れ1枚のこと」

とか

「結婚は当人たちの問題、家族なんて関係ない」

なんて、やけに突っ張った青臭い考えを

格好良さそうに振りかざしていた自分がいたことを

懐かしく思い出しながら。




にほんブログ村 恋愛ブログへ



スポンサーサイト
Posted bymarielvincenzi

Comments - 0

There are no comments yet.

Leave a reply

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。